ソルトレイクシティーオリンピック

ソルトレイクシティーオリンピックが始まり、ペアのフィギュアスケートをたまたま見て、そういえば、「長野オリンピックで残念だったけど気になる存在だったヤグディンはどうなっているのかな？」そんな感じで、私のソルトレイクシティーオリンピック男子フィギュア観戦ははじまりました。 長野オリンピックで、根性でジャンプを降りる、ふてくされる少年 にインスピレーションを感じてからはや4年。その間、私は何をしていたかといえば、B'zの稲葉さんにお熱を上げていたのです。 結局のところ、スポーツニュースでヤグディンのがんばりを確認して、 私の目に狂いはなかったと、うんうんうなずいていました。

オリンピックはスポーツをしない私にとってはテレビがつぶれるいやな時期！しかし、男子フィギュアスケートだけは見ようと決めていました。その日も、NHKでフィギュアスケート男子シングルがあると新聞で見て、仕事を終わったら見ようと気合を入れて帰りました。チャンネルをつけると・・・あまりの、選手の入れ替わりについていけない私。
私が知っている、イリヤ・クーリック、フィリップ・キャンデロロはプロに転向。そして、長野オリンピックで銀メダルだったエルビス・ストイコ、4位だったトッド・エルドリッジは年齢そして時代の流れによって優勝争いに参戦できない位置につけていた。優勝争いをしそうな選手をTVはピックアップするが…
本田君とヤグディンしか知らない。
「このピールマン男は何者？ヤグディンの邪魔をしている奴？」 NHKの選手紹介に、世の流れについていけていないことを実感。
そのため、ショートはアリョーシャしか覚えていない。本田君が完璧な演技を見せたことと、 プルシェンコがジャンプを失敗したのとマイケルジャクソン踊っていたことしか。ヤグディン以外興味がなかったもので、 ビデオをとろうとも思っていませんでした。
ビデオを撮るほど熱中するものでもないしというのが私の本音でしたが。

ヤグディンのショート！！！私はこれを待っていたのよ。チャラ〜ンチャラ〜ン♪ 「ほう、クラッシックなのね」雪を投げる演出があり、
「素敵♪」
そして、すぐに4回転−3回転コンビネーションジャンプ！
「あら、世の中は4回転だけじゃなくて、4回転−3回転も飛ぶ時代なのね」
と感心していました。そして、トリプルアクセル！
「おお、迫力！」
（この時、知識のない私は、4回転？と思ったものです） この辺までは、テンションは普通でした。2回目の雪♪音楽の感じが変わって、ノリの良い曲に！！！
！？
「わぉわぉわぉ！何このステップ！」
サーキュラーステップシークエンスは、クルクルクルクル回って回って！ダンスしてダンスして！投げキッスして！
「いやーん！何これ！？素敵過ぎる！！！！」（投げキッスでやられた私）
とハイテンションになっていると、最後のジャンプ！そして、ストレートラインステップ！！！さっきのやられたのと比較にならないくらいの衝撃！！）
!!!!!!!!
「何？こんなすごいステップ見たことないよ？ええ？」
もともと、ジャンプよりステップ大好きの私は、ノックアウト。スピンをしてフィニッシュ！！

FPにてハートを奪われてしまいました。しかし、奪われる以前に、ハートには矢がささっていたような気がしますが（笑）すでに何のプログラムをやるのか探しまくっておりましたし…グラディエイターというプログラムとがあることも知り、それをやるのかと勝手に思っておりましたが・・・。この男子フリーは気合を入れていました。 それはもう、FPの日はビデオを予約し、予約したがヤグディンがいない時間を予約してしまったのに気づき、昼休み戻って予約しなおす始末。 仕事場の守衛さんに（5時から勤務）「フィギュアスケート今日見るんですよ♪」と言ったら、 「ロシアの男の子が金メダルだったよね。本田君はメダルはとれなかったよ」と。 「誰ー！誰なの？ヤグディン？ヤグディンなの？あれ？プルシェンコってロシア人だっけ？こけてるから大丈夫よ！ヤグディンが金よ！」 急いで帰って、ビデオを巻き戻す。

とりあえず、結果だけは確認しよう。再生→タラソワと抱き合うヤグディン！
「おお！優勝したのね」
万歳。それから、ゆっくりと鑑賞。本田君、昼休みに少し見てジャンプ失敗だけは見ていたんだけど。なんか私的に「似合ってなーい」と思う。（後日談、職場でも本田君の音楽の評判は悪かった。世の中的には評判がいいみたいだけど）次、プルシェンコ。4回転−3回転−3回転失敗。それしか覚えていない。解説の人が「このステップを見せるためにカルメンに変えたんですね」と言ったけど、「物足りなーい」と思った。次、ティモシー。あまり、記憶にはないけど、曲とキャラクターがあっていたような気がします。
次、アブト。知らなかったけど、
「な、な、なんて・・・美しいの！？」
かなり、美形マニアの私の心をくすぐりまくりました。居るだけで美しい…歩く姿はゆりの花状態です。 アブトがヤグディンより年上だとは微塵とも思わなかった。 ラフマニエノフのピアノの音楽は好きでした。上品な感じがアブト君にぴったり♪ジャンプ失敗が痛かったなぁ。

さぁさぁさぁ。ヤグディンの登場ですよ♪曲は「仮面の男」衣装は仮面をモチーフにした衣装。 黒で、カッコいいです。胸の部分にGold？で仮面が描かれております…。 音楽が始まり、無表情のヤグディン（後ほどこの意味がわかるのですが）、最初は閉鎖的な音楽〜そして4回転−3回転−2回転！！！ 「あれ？ショートの夜4回転−3回転−3回転をしたいって言ってなかったっけ？」まぁ、いいとして、続いてまたしても4回転
「素敵だわ！なんて精神力！さすがヤグディン！！！」
昔から絶対に転ばないという意思をもって飛ぶから安定して見ていられるのよね。
そして、世界一高くて美しい（ミーシン談）トリプルアクセル！！！
「わぉ！迫力満点！」
そして、緩やかな曲になり、アリョーシャの演技力がまたまた、「仮面の男」を表現します。！！音楽が変わった！ステップ〜♪♪♪「Ｗinter」とは違うけど、これはこれでいいです。
「カッコいいです。マジで（Ｔ−Ｔ）！！！」
またしても、穏やかな曲。最後のジャンプを終えて、ストレートラインステップ
☆☆☆（★みっつですっ！）
戦いのシーンを表現しているみたいで、剣を使っているような動きのステップです！！！
まるで長野オリンピックのキャンデロロの三銃士を髣髴とさせるステップ（それ以上に難しいんだけど）
「うわーん。かっこよすぎー！！！（あまりの感動に馬鹿な言葉しかでてこない）」
ステップ終わりのころには、心臓に矢がささりまくり、ノックダウン！！！一方、ヤグディンは、感動して座り込み、リンクにキス！そしてピース！うれしかったんでしょう。