2002長野世界選手権QP

　いよいよ、予選が始まります。はぁ、もうドキドキですよ。といっても、録画なんだけど・・・。 夜中にしか、TBSは放送してくれない。テレビの内容は、なぜかヤグ様特集。私としてはうれしい。 かなり永久保存版にしたいくらいうれしい。アリョーシャはカメラが向かったら、笑うものの顔が緊張というか集中しているのでしょうね。 目が笑ってない・・・。

　予選はテレビの地上波ではまともに映ったのはアリョーシャと本田君のみ。 アブト君は省略、竹内君とゲイブル君が主要シーンのみの放送。なんなんでしょう！この不十分さ。 竹内君のは、重要なターザンのシーンがお気に入りです。同じタラソワのプログラムでもキャラクターが違うとこんなに違うのね。 あそこのシーンだけはお気に入りです。せっかくのタラソワのプログラムなのでジャンプの失敗はしてほしくなかったなぁ。 本田君の演技は・・・4回転のコンビネーションが失敗し、4回転トゥーループだけ成功。 「アランフェス協奏曲」はもう少し切なく、そして情熱的に・・・と思うのは私だけかな？ 本田君は緊張が顔にもろ出るので、どうしても表情で物足りなくなってしまいます。まぁ、それは本田君に限らず、日本人選手全員に言えることなんだろうけどね。予選は3位。 ゲイブル君の「パリのアメリカ人」はかなりお気に入りのプログラムです。 可愛いです。そつなくこなしていました。そして、笑顔！笑顔！笑顔！演技中の笑顔に表現力も上がっちゃいそうですね。終わったあとの笑顔が可愛かったです。頭くるくるが可愛いです。

　アリョーシャの登場です。 それこそ、アリョーシャが来ると分かってから、「予選は！グラディエイター！！！」 と念を送り続けておりました。するとは思ったのですが、グランプリファイナルの仕組みと勘違いしていたため・・・。 グランプリファイナルは２つフリーをしなければならないのを知らなかったので、グランプリファイナルのフリーが1つ 「グラディエイター」だったので、世界選手権も同じなのかと・・・。数日前から、ネット上で、 グラの練習をしていたという噂があり、期待して待っていました。やっぱりやってくれました！！！
「さすが、われらがリョー様！」
“グラディエイター”感無量です。私、もう見れないかと思っていたから。
「最高！」
映画を先に見ていたためか、ストーリーにぐんぐん引き込まれていきました。 始まりは、重厚感のある音楽ではじまりました。 音楽だけは聴いたことがあったのですが、アリョーシャがやるとなるとさらにゾクゾクしてきます。 軽々と4回転−3回転コンビネーション成功。軽々。 力を入れすぎず、抜きすぎず、緊張感とリラックスをほどよい加減で演技をしているようです。
アリョーシャの動きはこういう曲だと動きが若干ゆっくりなんだけど、動きがピタッと止まるんですよね。 だから、動きにメリハリがあります。だから、はっとしたり、ドキッとしたり、それがどんどん私目を底なし沼のようなアリョーシャワールドに引きずり込まれてしまうのです！早く動かすのも、ゆっくり動かすのも簡単だけどこれを混ぜると難しいんですよね。 ステップに入る前のゆっくりした曲のところは全体の中でもすご好きです。 グラディエイターの中でもこの部分はステップに続き好きな所です。 平和を願ったり、家族を思ったり、国王を思ったりの、マキシマスの思いや悲しみ、やるせなさ。 せつなさすべてが表情や動きに出ていて切なくなり、泣きたくなってしまいます。そして、いよいよサーキュラーステップの出番です。 どこの音楽を使うのかと思っていたら、闘技場とゲルマン民族との戦いの音楽を使っていました。 ちゃらららら〜♪はじめて見るグラディエイターのステップ。衝撃を受けました。
「なんて力強いステップなの！？」
腕だけじゃなくて、体全体でグラディエイターを表現していて、その迫力にびっくりです。 ステップが終わりゆっくりとした曲になって、よりいっそうアリョーシャの“グラディエイター”の世界に引き込まれていきます。 その、表情、動きひとつひとつが、主人公マキシマスの心を表現していて、切なくなってきます。 もう、表情が切なすぎて切なすぎてたまりません。
「マキシマス〜がんばれ〜行けぇ！」
アリョーシャにメロメロというよりは、アリョーシャ演ずるマキシマスに感情移入してしましました。 そして、切ない中にも戦っていこうという決意が新たに・・・。ストレートラインステップは、絶品でした。 仮面の男とは違うけど、これはこれで面白いなぁと思いました。 「グラディエイター」を見た後に、このプログラムを見たら、感情移入しまくってしまいますね。 内容が分かっているだけに。