2002スケートアメリカ

 2002年ソルトレイクオリンピックまでのリョーの肩書きは…「3度のワールドチャンピオン!アレクセイ・ヤグディン」でした。しかし、ソルトレイクオリンピックで金メダルをとり、その後に行われた世界選手権でも金メダルをとり、申し分なく世界のチャンピオンになったリョーでした。その「ソルトレイクオリンピック金メダリストで、4度の世界チャンピオン、現世界チャンピオンアレクセイ・ヤグディン(長いネェ)」の新しいシリーズが始まろうとしていました。シーズンの始まる前から、リョーはStarOnIceのショーにでることを決めており、そのためか?グランプリシリーズ二つにしかでないと言うことを明言していました。(細かく言うと、世界選手権はでるとかでないとか色々噂が飛び交っていましたが)とにかく、今シーズン確実にでるのはスケート・アメリカとスケート・カナダということでした。

 それはもう、ショートを見るのにどうしたらいいのか、NHKさんにお願いをし、準備万端。当日も、パソコンにかじりつきという状況でした。ショートの日。世界から色々な情報が飛び交ってきます。その中でも、リョーのプログラムはとてもよく、ジャンプがルッツがダブルになったけど…ショートは1位通過だったという情報まできました。しかし、そのすぐ後、信じられない情報まで飛び込んできました。「リョーは昨年の12月ごろからずっと股関節の調子が良くなく、夏に悪化し、スケートアメリカでとても悪い状況になっていて選手生命も危ない」という情報でした。びっくりしましたが、本人が次の日のフリーもでるといっておりましたので「大丈夫だろうか」と思っていました。案の定。当日のウオームアップの最中に腰の痛みがひどくなって(後ほど、リョーのコメントによると、足の感覚がほとんど無かったとのこと)結局棄権(withdrew)しました。withdrewの意味がわからず、辞書まで引き出して見ました。とまぁ、いろいろリョー人生の中では印象深いスケートアメリカになってしまいましたが、ショートプログラムの放送は楽しみにしていました。噂によると楽しいプログラムとの事なので。

 私のおうちのテレビはスカパーしか入れていませんので、総集編ハイライトで見たものを書きたいと思っています。(みんな、これより言いの見ているでしょうが)どうやら、総集編ではスケートアメリカ、スケートカナダ、ドイツ大会(名称知りません(;_;))のフリーの放送を中心としてくれているみたいで、でもリョーだけはショートプログラムを写してくれてほくほくという感じです。NHKさんありがとう。(^-^)リョー以外の人々は好きな選手とプログラムしか書いていません。

 女子シングル。クワンさんは私個人としてはパスなので書きません。
 村主さんですが、今年のプログラムは白鳥の湖なのね。でも、さすがにバレエで鍛えてあるだけあって、美しいですね。白鳥の羽みたいなものも綺麗に表現されています。そんなに村主さんは好きな系統のスケーターではないのですが、まぁポージングとかスパイラルとかものすごく綺麗ですよね。ただ、どうしてもどうしても、気になるのが、ジャンプに入る前の体勢というか、長い。ジャンプに入るまでにかなりの余裕が必要なのかそれまでになんにもしていないから、思いっきりジャンプに入るんだ
とわかってしまうので、興ざめしちゃいます。村主さんはクワンさんと系統が似ていると思うのよネェ。(表現力とスパイラル、スピンとかそういった類が得意)確かに、美しいけど、美しいだけでは…ね。
 サーシャ・コーエン。今年はモロゾフさんに振り付けしてもらっているんですよね。この人の衣装って結構背中のきわどい所まであいていたり、スケスケだったり、凝っていますよね。しかし、なんてうかしなやかさがつきましたね。なんといっても、楽しそうに滑っているのが彼女を好きな理由かもしれない。こっちまで、気持ちよくなってきます。スパイラル・スピンが綺麗なのはもちろんとして・・・ジャンプの豪快さはまぁ体が小さいからでないとしてもね。ステップは…すごいねぇ。女版リョーと言われることだけはありますね。でも、ちゃんとしなやかにステップしていますね。女性らしく。解説の人か五十嵐さんか?拍手していましたね。
 恩田さん。優勝しましたね。ものの見事に。衣装は…何も言うまい。どうにかならないものか。この人はほんとに、ジャンパーですよね。ジャンプの豪快さが素敵です。ただの、ルッツジャンプでも他の女子選手と比べたら高く、綺麗に飛びますね。回転も速いのかなぁ。ただ、その分他の表現力がいまいちと言えばいまいちですが。昨シーズンよりは確実に表現力がついているのは私でもわかりますが。スピンもずいぶん上手になりましたね。育ち盛りなのでしょうか?よく考えたらリョーもこの年頃に一気に変貌を遂げたので、成長する時期なのでしょうね。

 アイスダンス。
 名前を忘れたけどボンドのキソトで踊った人たち。去年あんなに、目立っていたっけ?私最終グループしっかり見ていたけど…いまいち覚えが無いけど、ダントツに上手いですよね。プログラムがとにかくものすごい。イタリアカップルを髣髴とさせるすごい細かくてすばやいステップ!(モロゾフさんなのかなぁ)なんか、勢いがすごいです。女性も男性も結構力があるようで、アイスダンスでありがちな女性が振回されている感もないですし…。しかし、あれだけ最初から最後まで派手にステップ踏んで疲れないんだろうか。でも、二人でダンスしながら動く所はものすごいけど、なんとかステップっていって、二人でくっつかないで、それぞれストレートラインステップみたいなのを踏んで、そろっているかどうか見るステップ。はちと、物足りなかったですね。
ブルガリアのカップル。も結構好きですが…。昨年もオリエンタルな感じのプログラムでしたが、今年はイスラエルとか中近東な感じの音楽でした。しかし、このカップルもすばやいネェ。みなさんガリト&チャイトに対抗しようというのかしら(あれの場合は、女性が振回されているようにも見えますが)。

 男子シングル
 さぁ、リョーさんの登場です。動画では見たことがあったんだけどね。やっぱり、テレビで見るとなると始まる前から興奮します。うっきうっき(*^^*)。
 リョー登場。しかし、顔色がさえないよねぇ。衣装は赤のシャツみたいなのに黒いスラックスでした。後ろに怪しい模様が。車のハンドルを握る動作から入ります。アクセル踏んでいるのかなぁ?みたいなポーズ。ギアチェンジか。さぁ、最初の4回転のコンビネーション!
「よっしゃ!成功!」
腹チラリ☆ちょっとうれしい。いきなりノリのよい音楽に突入。ノリが良すぎて、競技会というよりは、リョーの俺様ショーと化している感じが…。しかも、投げタバコする、ところが。
「リョー。投げタバコしちゃいけません!それ以前にすっちゃ駄目よ!アスリートなんだから」
と、怒る私。そして、トリプルアクセル。完璧(*^^*)。おなかかなりチラリでした。スピンに入り。さてさて、いよいよサーキュラーステップに入りますが、あまりに細かくて説明不能なくらい細かいステップです。なんというか、車を運転する動きがはいっていたり、ムーンウオークが入っていたり、妙なダンス(激しい盆踊りにならずにすんでよかったよかった。)があったりでした。が。
私の心の叫びをさぁ、スタート「きたきた!なんじゃこの動きは、くるくるる!いやーんムーンウオーク☆ステキィ!ああ!足技ダンス☆どうにでもしてぇ!!!!!ああ〜くるくるくるくる。ん〜もう!なんでも素敵です!!!」
叫びすぎている間に、トリプルルッツがダブルルッツに。しかし、ステップに入る前に、ふぅとため息していますね。いたいのかな?ストレートラインステップは、昨年と違って後ろに進むストレートラインステップ?なのかな?がんがん後ろ向きで滑っていました。ムーンウオークなんぞを入れてあったり、途中でハンドルを握る動きがあったり(でも、止まっていたけど、いいのだろうか)
やっぱり、連続心の叫び「素敵なステップ☆よく、こけないよね。ハンドル握ってますが、何を眺めているの?私?うふっ☆いやーん。カッコイイー〜バックで進むのね。でもムーンウオークも入っていたりで、かっこよさ全開じゃん!フェロモン放出しすぎよリョー!」
私と同じく、フェロモンに汚染されたのか…黄色い叫び声が…最後はスピンで終わりでしたが。俺様リョーのショータイムと化していましたね。あれは競技会じゃないよ。ひゅーひゅー!と声がするし!!
 今年のプログラムについて思ったこと。凝りに懲りましたね。とにかく、細かい所に凝っています。しかし、ウインターのプログラム構成とあんまり変わらないような気がするのは私だけなのかなぁ。クワドコンボ→トリプルアクセル→サーキュラーステップ→トリプルルッツ→ストレートラインステップ。似てるよねぇ。だけど、疑問が。ストレートラインステップもサーキュラーステップも要素を重視するショートプログラムであれだけ凝りに凝った振り付けで大丈夫かどうかと言うこと。4年前のキャンデロロの伝説のストレートラインステップも、あれはストレートラインステップじゃないということを言われていたし、サーキュラーステップで1回ストレートラインステップで1回止まるところあってそれは減点対象にならないのかなぁという疑問。リョー主催リョーと楽しい仲間たち、リョーのフェロモン満載!俺様ショーなら問題ないプログラムだけど、競技会は俺様ショーじゃないからね。でも、リョーのおなかチラリとかっこよさで許してしまう。もみーでした。
フリーのウオーミングアップの映像は…ものすごく顔色が悪くてなんともいえない。

 本田君。噂は聞いていたけど…なんともいえない衣装ですね。ひもぐるぐる。クワドはトゥーループとサルコウ2種類決めましたね。昨年のアランフェスのプログラムよりははるかに似合っている気がしますが。妙な動きはなにかを表現しているのかしら?ミイラ?しかし、いつも思うのは…本田君はステップがあまり得意じゃないのか…非常にぱっとしないのよね。いや、足のステップだけならしているんだけど…私の大好きなリョーと比較するのはあまりに酷なので、アブト君やリー君と比較すると体重が片足にかかってポーズが入ったりとか結構するんだけど、それが無くて、スピードだけ出して足裁きだけやっているという感じで魅力的じゃないのよね。

 プル。今年の衣装はかなりお似合いでしてね。やっぱり、プル君は顔色からして銀色がにあうよ。フリーはサンクトペテルベルグの式典の曲らしいけど。似合っています。寂しげな感じとか。しかし、4回転は3回転とのコンビネーション。(3連じゃないのはなんかめずらしいね)結構、しなやかな感じもでてきていて、今から伸び盛りなんだろうなぁ。途中の寂しげな所が私個人としては好きですが。ただ、手の動きはロボットみたいですが…。途中の激しい曲調の所はものすごく好きです。しかし、本当にこの人はゆっくりな所とすばやい所のメリハリがしっかりしているよねぇ。だから、私は好きなんだけど。ストーレートライン!私は感動しました。どうしてあんなにくるくるくるくるくる回れるの?これぞ、プル君のステップよ!わけのわからないすばやいステップ!無駄にリョーと対抗しないほうが絶対にプル君いいプログラムができるのよね。なんといっても、なぞの腰振りが消えているのが私個人としては好きでした。

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