1998長野オリンピックFP

　長野オリンピックの男子フリーは私の中でもかなり印象深い試合でした。クーリックの金メダル。キャンデロロの素晴らしいプログラム。リョーの残念な結果。テスト期間中にもかかわらず、一生懸命見ていました。

　本田君は、当時高校生だったんだよねぇ。本田君か田村君かは忘れましたが、アムロチャンが好きと言っていました。結構、オリンピック前の壮行会などのテレビを見ていたんですよね。テスト前だったのに・・・。遠征だとか、お母さんのインタビューだとか、ビデオとっていましたが、消してしまった。今考えたらとっておけばよかったと後悔。
なんというか、このシーズンの演技の手の動きは今のプルシェンコの手の動きと似ているんですよねぇ。まだまだ、手の動きが滑らかじゃなくて、硬いぞう。という感じですね。その当時はあんまり期待もしていなかったんですが・・・だって、実力の差が歴然としていたじゃないですか。10位以内だとか、入賞だとかにはほど遠い。確かに、今までよりは日本の男子でこの人ほどできる人もいないけどね。ショートに比べたらまだまだ、できたほうだったのね。1度のジャンプ失敗だけで。私の思い出の中では、もっともっとダメダメで泣きじゃくる印象だったんだけど、ショートの印象だったのですね。

　ついでに、田村君。本田君と対照的で、王子系ですよね。日本の男子フィギュアの中では。音楽は、リョーが98-99シーズンのエキシビジョンで使っていた曲と同じような気がします。チャララ〜♪王子ですものね。本田君と比較すると、本当になめらかな動きをしますよね。お上品という感じですかね。いやぁ、だってこの長野の時って、確か本田君より田村君のほうが女性ファンがものすごーく多かったんですよね。あ、このプログラムのサーキュラーステップのところの音楽の使い方とステップはなんとなく好きです。しかぁーし、ステップの最後のいいところのジャンプで転ぶ。「おいおいおい。がんばってくれよ。」田村君のプログラムは本当に好きなものが多いです。

　クーリックの登場です。「ラブソティー・イン・ブルー」
綺麗に4回転を最初に決めました。この人がやると本当に簡単そうに見えますよねぇ。3アクセルのコンビネーションも楽々とこなしてしまうし。途中からのスローパートは本当に素敵です。なんというか、舞踏会でクーリックと素敵にダンスをしているかのよう・・・。本当に甘ーいメロディーは似合いすぎます。本当に、全てのすべりが綺麗で、うっとりしちゃいますね。最後の笑顔がまた、ねぇ。
「ほっぺもほんのり赤くて、笑顔も・・・可愛すぎッ！」
タラソワとのキス＆クライは・・・タラソワがものすごくうれしそう。

　リョーの出番です。吹雪？だっけ？最初のトリプルアクセルートリプルは成功。しかし、本当に手の動きが綺麗なのが分かるプログラムと演技ですなぁ。次にチャレンジした4回転は失敗してしまいました。残念。次のトリプルアクセルは・・・
「がんばって！！リョー！」
しかし、失敗。しかも、しりもちついちゃいました。かわいそうなのか・・・お客さんから拍手が聞こえてきます。
途中から音楽が変わって、サーペンタインステップ？拍手をもらいながらステップです。スピンで終了。ですが。なんか、なんでここで終わりかなぁ？？？と思ったりしました。ミーシンのプログラムはこういうところがあるから嫌い。
これからがかわいそうなのよう。リョーは落ち込んで、下を見てばっかし・・・コーチのほうは怖くて見れないらしい。最後にはふくれつらになって、踏ん反り変えてってしまうし。ミーシンは、もうだめだと慰めもせず、芸術点がでたらさっさと帰ってしまいました。
「ミーシンのばかぁ。そこで熱があったのに良くがんばったとか、次があるとか、なんとか励ますのがコーチでしょう！！！！そんな、なぐさめもせず、去っていくなんて！！お前なんかコーチ失格だぁぁぁぁっ！」
と怒りまくり。感想が少ないのは・・・いや、パーツパーツの説明になっちゃうんですよ。だって、タラソワコーチのプログラムなら表情なり動きに特徴があるけど、あんまりないのよね。このプログラム。当時の私は、ヤグディンヤグディンと言ったわりには、曲が気に食わなかったのよ。今は、そうでもないけどね。